オンロード/オフロード/ラグジュアリーと、3つの価値観を1台のクルマに集約した“3 cars in 1”のコンセプトは、変えずに約2300点のパーツを一新。モデル中期のリフレッシュを図ったものとなっている。
最新のフォルクスワーゲンに共通のメタル調のワッペングリルや、新型ヘッドランプなどが新しい。トゥアレグらしい端正なイメージを大きく崩さない範囲で新しい表情を出している。むしろ、例のワッペングリルがもっとも似合うフォルクスワーゲン トゥアレグに変身していると言えるだろう。
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さらにエンジンも一新され、V8とV6の設定がどちらも高効率と低燃費に貢献するFSI(直噴)へと変更。V6については排気量が、従来の3200ccから3600ccに拡大された。V6のスペックは280ps/360Nm。V8も従来より39ps/30Nmのスペック向上を果たしながら燃費を向上させている。
走りの“冴え”が感じられたのはV6搭載車のほう(エアサス非装着車)。V8モデルより車重が70kg軽量なのが、並みいるSUVのなかでもフォルクスワーゲン トゥアレグは、トップクラスの俊敏さと軽快な身のこなしが実感できた。山道でも軽快なスポーツセダンのようにフットワークが軽快だし、エンジンも十分なパフォーマンスを発揮してくれる。直線道では、しなやかで実に快適な乗り心地も体感させてくれる。
V8は高速走行などで、その余裕をいかんなく発揮して、エアサスペンションは好みに応じて任意に切り替えることもできるが、乗り味も悠然たる体感をさせてくれる。
インテリアの仕上げレベルのよさ、心地よさ、ラゲッジスペースの実用性などまったく不満がない。フォルクスワーゲン トゥアレグのマイナーチェンジは、よりレベルの高いコンフォートさと走ることの楽しさを味わえることだろう。
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